Jakarta EEの勉強をしようと思い、使い慣れたEclipseを使い、APサーバーはPayaraで動作環境を作ろうとした所、2023/01/21現在Eclipseマーケットプレースから「Payara Tools」をインストールしようとすると以下のメッセージが表示されてインストールできませんでした。
次のソリューションは使用できません: Payara Tools
それでもインストールを続行しますか?
どうやらマーケットプレースが参照しに行くURL先にファイルが何も存在しなくなっている事が原因のようです。
そのため「Payara Tools」をマーケットプレースを経由せず手動でインストールしました。
そのうち解決されるのだと思いますが、その作業メモをここに記載します。
※2023/03/04追記
マーケットプレースから「Payara Tools」がインストールできるようになったようです。 インストールされるのは現時点での最新バージョンの「v2.1.0」のようです。 そのため、この手順は不要となりましたが、古いバージョンを使いたいなどの要望があった場合を考慮し、記事自体は残しておこうと思います。
※2023/03/06追記
マーケットプレースからインストールできるようになった「Payara Tools v2.1.0」を試してみたところ、 Payara Server 5を用いて、動的Webプロジェクトを以下の設定で作成するとエラーが発生してしまいました。
設定項目 設定値 備考 動的Webモジュールバージョン v4.0 JSFバージョン v2.3 【エラーメッセージ】
Payara Web Extension 5 のインストール中に失敗しました。 Cannot invoke "org.w4c.dom.Document.getDocumentElement()" because "this.document" is null
「Payara Tools v2.1.0」はまだv2にメジャーバージョンアップしたばかりで安定していないようです。 そのため、上記設定で動的Webプロジェクトを作成したい場合、本手順で古いバージョンの 「Payara Tools v1.4.3」を手動インストールした方が良さそうです。
1. 前提
1.1. 環境
本作業は以下の環境で実施しています。
- OS : Windows 10
- IDE : Pleiades All in One Eclipse 2022-12 Java Full Edition
2. Payara Toolsの手動インストール方法
2.1 Payara Toolsのダウンロード
まずはインストールするPayara Toolsのファイル群のダウンロードが必要です。 Payara ToolsはGithubで公開されていましたので、そこからリリースされているZIPファイルをダウンロードします。
ここではリリースバージョンの最新であるv1.4.3をダウンロードしています。
ダウンロードしたZIPファイルを解凍しておきます。
2.2 Payara Toolsのインストール
Eclipseを起動し、メニューから[ヘルプ]-[新規ソフトウェアのインストール]を選択します。
[追加]ボタンをクリックします。
[ローカル]ボタンをクリックします。
フォルダ選択ダイアログで、先ほどParaya ToolsのZIPファイルを解凍してできたフォルダを選択します。
そして元の画面に戻ったら、[追加]ボタンをクリックします。
すると、使用可能なソフトウェア欄に「Eclipse Payara Tools」が表示されていますので、チェックして[次へ]ボタンをクリックします。
[次へ]ボタンをクリックします。
「使用条件の条項に同意します」を選択して、[完了]ボタンをクリックします。
著名されていないコンテンツ一覧に表示されている物をチェックして、[選択項目を信頼]ボタンをクリックします。
Eclipseの再起動を促すダイアログが表示されますので、[今すぐ再起動]ボタンをクリックします。
2.3 インストール後の確認
Eclipseが再起動したら、メニューから[ファイル]-[新規]-[その他]を選択します。
一覧から「サーバー」を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
新規サーバーの一覧に「Payara」が表示されていればインストール成功です。 お疲れ様でした。
後書き
本記事が、Eclipse + Payaraの環境を構築しようとして困っている人の一助になれたら幸いです。 また、この手順を使えば古いバージョンのPayara Toolsをインストールすることもできるようになりますね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
以上。